先輩、今回のトリプルエー投資顧問なんですけど、無料登録はできたんですが有料サービスの申し込みができないみたいなんです。
あら、本当ね。「購入内容を確認する」ボタンをクリックするとトップページに飛ばされてしまうみたいね。
ですよね?よかった、僕のPCだけじゃないんですね。
でも、どうしてなんでしょうか?何かあったんですか?
そうね、そうしたら今回はトリプルエー投資顧問に何があったのか調査していきましょうか。
■目次
- トリプルエー投資顧問の有料サービスに申し込めない?公式サイトで原因を調査!
- トリプルエー投資顧問の運営者はどんな人?行政処分の内容を解説!
- トリプルエー投資顧問の評判って?社名変更前の“黒い噂”を調査!
- トリプルエー投資顧問のまとめ
トリプルエー投資顧問の有料サービスに申し込めない?公式サイトで原因を調査!
それじゃあ早速、トリプルエー投資顧問に何があったのか、公式サイトから調べていきましょうか。
ちなみに、はじめ君がトリプルエー投資顧問に登録したのって、いつの話なの?
僕が登録したのが去年の12月ですね。登録した時、一緒に無料銘柄ももらったんで、有料サービスも気になって見てみようとしたら、サイトトップに飛ばされちゃったんです。
いや、あなたがもらった銘柄と、私が去年の9月に登録した時にもらった銘柄が、まったく一緒なのよね……。
こうなると、最低でも約3か月は登録特典の銘柄が更新されていないことになるわね……。
となると、もしかしたら去年の4月くらいから既に更新していない可能性がありますね。
いくら無料とはいえ、そんな前の情報を送ってこられても……これを信じて買ってしまったら、どうするつもりなんでしょうか……。
これだけ更新が止まっているところを見ると、トリプルエー投資顧問のサービスはもう利用できないんでしょうか?潰れちゃうんですかね?
この市場レポート、別のサイトからのコピペで作っているようなのよね。
そう、下の画像はトリプルエー投資顧問で公開された市場情報なんだけど、ニュースサイトから一部コピペしているわね。
なんか、「取引を終えました。」の次に「値下がりした。」……と思ったら「推移しました。」って……ですます調と、だである調がバラバラで違和感がすごいですね。
そうなのよ。で、こっちの画像が引用元と思われるニュースサイトの記事ね。
本当だ……まんまじゃないですか。さすがにコピペはまずいですよね。
でも、僕たちも調査のために、ニュースサイトや投資顧問サイトから掲載物を引用しますけど、この場合はどうなるんですか?
なるほど!それにしても…… 無料銘柄も更新されない、有料サービスも利用できない、無料コンテンツもコピペ……この調子だともう稼働しているとは言い難いですよね。
トリプルエー投資顧問に、いったい何があったんですか?
え?トリプルエー投資顧問って行政処分を受けているですか?
そうなのよ。で、去年の3月~4月までの1か月間、投資顧問契約ができなくなっていたんだけど、処分が明けてからも、代表や分析者が変わっていないみたいなの。
本当だ……2人辞めちゃったみたいですけど、今は代表の新田将人と、分析者の小島良太で運営しているみたいですね?
そうなのよね。となると、処分を受けてから今もなお、新体制を整えていないから更新が止まってしまっているんじゃないかしら。
なるほど。ちなみに、残った二人ってどんな人なんですか?
そうね、そこ気になるわよね。まずは分析者の小島良太について調べてみたんだけど、もともとイーキャピタルっていう別の投資顧問会社でアナリストを務めていたみたいなのよね。
公式サイトでの記述ではないんだけど、投資顧問を紹介している複数のサイトで分析者として記載されていたから、以前勤めていたんじゃないかと思われるわ。
本当だ……でも、このイーキャピタルって僕たちも以前検証した、ちょっと問題のある投資顧問ですよね?
そうね。消費者契約法に違反して消費者庁から注意を受けていたり、証券監視委から勧告を受けていた過去があるわね。
イーキャピタルの調査記事はこちら
ですよね……う~ん、ちょっと不安が残りますね。じゃあ、代表の新田将人はどんな人なんですか?
代表のについては、トリプルエー投資顧問が受けた行政処分を解説していくのが一番わかりやすいかもしれないわね。
トリプルエー投資顧問の運営者はどんな人?行政処分の内容を解説!
じゃあさっそくトリプルエー投資顧問の代表の新田将人と、行政処分の内容について、ひとつひとつ解説していくわね。
まずは投資顧問の契約やその勧誘について、代表の新田将人が電話で「4.5倍の利益をお届けしました」といった嘘の内容で勧誘をしていたことが問題になったみたいね。
なるほど……そもそも代表自身が法律違反していたことが行政処分を受けた原因なんですね。
「
外部に漏らしてはいけない重要な秘密情報」とか、
相場操縦や
インサイダー取引を連想させるような表記もよろしくないですね……。
そうね。なにより「
実際には特別な情報を入手していなかった」ことも問題になって、
金融商品取引法第38条1号:禁止行為
「金融商品取引の契約やその勧誘において、ユーザーに嘘を告げること」
に該当してしまったみたいね。
そうなの。あと、トリプルエー投資顧問では投資助言後の一部期間中の株価上昇率を、すべての期間を通じた実績だと偽って勧誘を行っていたことも問題になったみたい。
こちらに関しては
金融商品取引法第38条9号:禁止行為
「投資者の保護に欠ける、もしくは取引の公正を妨げる行為や、金融商品取引業の信用を失墜させると内閣府令で定める行為」
に該当していて、以上のことから、1か月間の業務停止命令と業務改善令を下されているわ。
ちなみに、有料プランの案内メールが届いていた10月ごろまでのメール内容を見てみたんだけど、改善されているとは言い難い内容が多かったわね。
自社の商品やサービスを良く見せたいと思う気持ちは解らなくもないですが、嘘は良くないですよね……。
そうですよね。それにしても、こういった虚偽表示を見つけた場合って、ユーザーはどう対処すればいいんでしょうか?
そうねぇ……これはあくまで方法の一つでしかないけれど、証券取引等監視委員会ってあるじゃない?
はい!投資顧問を調べるようになって、僕も最近知りました。内閣総理大臣や金融庁から委任されて取引調査とか行っている機関ですよね?
そう、よく勉強しているわね。証券監視委ではユーザーが業者の不正行為の情報を提供できる窓口が設けられているから、公式サイトや電話で情報提供ができるわ。
ちなみに、その情報に対する調査や検査に関する実施の有無や結果についての問い合わせは受け付けていないわ。ユーザーができるのは、あくまで情報の提供までよ。
そうなんですね。あと、気になったんですけど、これって匿名での情報提供も可能ですが、この窓口は内部告発する人を守る法律に基づいたものではないんですね?
トリプルエー投資顧問の評判って?社名変更前の“黒い噂”を調査!
ここまでであんまり良い調査結果にならなかったですけど、トリプルエー投資顧問ってどんな会社が運営しているんですか?
それなんだけど、運営会社について、あまり良くない噂が多いみたいなの。
それが、調べてみたら、今のAAA投資顧問株式会社という名前になる前は日本投資出版株式会社という社名だったのよ。
へ~、そうだったんですね。でも、それが良くない噂とどう関係しているんですか?
日本投資出版株式会社って実はもともとFX商材の販売やセミナーをしている会社だったのよ。
そうなのよ。そこも気になるところではあるんだけど、本題は当時の販売していた商材で、
勝手に有料会員にさせられた挙句、退会させてくれないといった旨の
ブログ記事を発見したのよ。
それは酷いですね……!もっと詳しく教えてください!
そうね。それじゃあここからザックリ説明していくわね。
・販売していた商材をお試し1000円と謳ってメール勧誘
・クレジット決済で1000円の資料請求したユーザーに勝手にレポートメールを送信
・お試し請求しただけのユーザーを勝手に会員(月額4980円)にしていた
・メールやサイトには脱会手続きが見当たらない
・異変に気付いたユーザーがクレジット会社に問い合わせ
・しかし、日本投資教育出版で解約しなければならないとのこと
・そこで日本投資教育出版に電話したところ、解約申請フォームのメールが届き返信
・しかしその後もレポートメールは止まらず、翌月も会費が発生
・何度かメール配信をしないよう申請し、やっと解約できた
そうね。まず最初の
勝手に会員にさせられたことについては、申し込んだ契約と内容が違うことから
消費者契約法第4条:申込取消で契約を取り消すことができるわね。
こういう場合、ユーザーはどうすればいいんでしょうか?消費者センターに相談ですかね?
そうねぇ……持っているクレジットカードの会社に事情を話して、カードを新しくしてもらうのが一番早いし、安全かもしれないわね。
なるほど。それにしても、こんな詐欺まがいのことをしていたなんて……ちょっと驚きました。
PEGM株式会社の調査記事はこちら
出会い系サイトの運営やアフィリエイトの商材販売など、昔から手を変え品を変え怪しいサイトを運営している人物のようだから、注意が必要と言えるわね。
トリプルエー投資顧問のまとめ
どうだった?今回トリプルエー投資顧問の調査をしてみて。
もう立ち行かなくなっているのかなって印象ですね。行政処分のあと、無料登録特典などの更新もままならないのに形だけの営業を続けているのには、ちょっと呆れてしまいました。
そうよね。それに行政処分だけじゃなく、過去にやってきたことも不安な点が多いから、今後再起したとしても利用はお勧めできないわね。
そうですね……。それにしても、今回もつながりのありそうなサイトや人物がたくさん出てきましたね。
そうね。そうしたら今回は、直接関係のある関連項目をまとめて終わりにしようかしら。調査がすべて終わり次第、ここに記事を追加していくわね。
【土屋博嗣】
・子会社を複数所持、悪質な出会い系サイトやアフィリエイト商材を販売
・現在でもLine、YouTubeなどを利用したアフィリエイト事業を展開中
・子会社は投資関係、WEB事業、美容関係など様々な事業を展開している
・2ちゃんねる(現5ちゃんねる)では当時、土屋博嗣の関連企業で受けた被害を訴える人や内部告発などで炎上していた
現在、真偽・因果関係等、2ちゃんねるの書き込みについて調査中
【株プロフェット】
・元姉妹サイト。
・トリプルエー投資顧問と同日に行政処分を受けている。
・2018年に吉澤和真(KAZMAX)が買収したことにより分裂。
・吉澤和真が薬物事件で逮捕され、保釈中の現在、アナリストとして活動中。
株プロフェットの調査記事はこちら
何度も何度も担当から電話があって断ってもしつこく有料プランの購入を勧めてくる。投資顧問なんだし、緊急時にはメールよりも電話が必要とのことで電話番号知らせたのにこういう使い方されて頭に来る。