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残念ながら保有銘柄が上場廃止になって辛酸を舐めた事は無いけど教えてあげましょう。

滅多に無いけど、「東芝」「タカタ」みたいな一流企業が2社も同時期に上場廃止の危機に瀕したケースは特に珍しいかもね。

証券の電子化で紙に印刷された株券は無いんだから、そもそも紙くずにはならないわ。安心してタカタでも東芝でもお買いなさい。

まだ東芝は上場廃止が確定したわけじゃないのよ。（２０１７年９月５日現在）タカタなんて、上場廃止が決まった後に、下落した株が買い戻されてテンバガー（株価１０倍）になったのよ。

私は絶対に手を出さないわ。過去に上場廃止した企業の株が紙くずにならなかった例もあるけど、タカタの場合はほとんど可能性が無いと言われていたのよ。それでも株価が１０倍になるなんてねマネーゲーム以外の何物でもないわ。

あなたも酸いも甘いも噛み分けなさい。

上場廃止とは公開（上場）した株式について、証券取引所が上場継続が不適格と判断し、投資者保護の目的から証券取引所での取引を終了することを言うのよ。上場廃止基準は各証券取引所によって違うんだけど、大まかな事由としては

・上場契約違反
・合併を含む法人格消滅
・完全親会社設立（完全子会社化）
・会社の倒産（経営破綻）

などがあるの。あとは株式公開している企業が公開のメリットが小さくなったと判断した場合、自主的に株式上場廃止申請を行うケースもあるわね。

上場廃止基準には、以下のような基準があります。

・株主数・流通株式数が上場基準を下回る
・売買高・時価総額が上場基準を下回る
・債務超過・銀行取引の停止・破産手続、再生手続又は更生手続・事業活動の停止?要するに経営破綻
・不適当な合併等・有価証券報告書又は半期報告書の提出遅延・虚偽記載または監査法人による不適正意見等・
上場契約違反等?株式事務代行機関への委託・株式の譲渡制限・完全子会社化・指定保管振替機関における取扱
いに係る同意の撤回・株主の権利の不当な制限・全部取得・その他

上場廃止しても株が紙くずにならないケースとしては、

・上場廃止で解散価値が上場最終日の株価を上回る
・再上場する

の２つのケースがあるけど。タカタの場合は世界的なリコールで負債が１兆円を超えると言われてるから、可能性はほとんどないと言われてるの。

その通り。でも、日本航空は経営破綻処理の為に１００％減資していて、その時株の価値はゼロになっていたのよ。

１００％減資しているから、再上場時には新株を発行しているのよ。

再上場で既存の株主が報われたケースは、有価証券報告書虚偽記載が原因で上場廃止になった西武鉄道が有名だけど、経営破綻したわけじゃなかったからね。

もちろん上場廃止後に再上場をして、取得価額よりも大きなキャピタルゲインを得られた株式も多く存在しているのわ。だからこそマネーゲームが起きるのよ。

それ相応の理由があっての上場廃止だから、そのまま破産手続きに入り紙くずになるリスクは高いわね。